成田氏のコラムです。
第11回目(全31回）
タイトル：スノーボードをメンタルから科学する
サブタイトル：検定で合格するために、試合に勝つために
モチベーションコントロール Step5 目標設定
モチベーションは「目標」が存在しない所には、基本的に生まれません。目標があってこそのモチベーションなのです。
では目標をどうやって作っていくか、効率の良い目標の作り方をお伝えします。
１． 具体的で明確な目標を設定する
スノーボードが上手くなりたい→転びたくない→ターンがしたい→カービングターンがしたい→ショートカービングターンがしたい→ダイナミックショートカービングターンがしたい
単純に「スノーボードが上手くなりたい」という目標よりは「ダイナミックショートカービングターンをマスターしたい」という方がより明確ですね。具体的そして明確な目標設定が大切です。
２． 高めの目標を設定する
困難だが成功の可能性のある目標を設定する。
たとえばこれからバッジテストを受けたいレベルの人はA級イントラ合格、スノーボード指導員合格位が適当の目標だと思います。
このときに自分自身の「今を知る事」が大切です。
３． 目標を自分自身で受け入れる
目標は設定したが、他人事の様に考えてはだめです。また人から押し付けられた目標もいけませんね。
４． フィードバックする
結果を知る事、教えてもらう事、これは情報が多ければ多いほど良いですね。
それもあまりインターバルをおかずに早い時期に知ったほうが効果はあります。
フィードバックの具体的な方法は大会検定会後Step2にも記載致します。
５． 目標のブレイクダウン
目標達成ができない場合は、設定を下げるということも大切です。
負け癖がついちゃいますからね。
以上、アップ内容は私の約25年のスノーボード指導経験と企業向けに開催しているメンタルヘルスケア・コミュニケーションスキルアップ・ワークモチベーションコントロールなどのセミナーからの抜粋内容になっております。
また参考文献は最終回に明記致します。
